『異邦人』
フランスの文才を有名にした作品

はじめまして、こんにちは、こんばんは、フィクション太郎です。

現在、新型コロナウイルスの影響で、とある作品が話題になりました。

それはアルベール・カミュの『ペスト』という小説です。

ペストという感染病が蔓延して街がロックダウンしてしまう内容で、まさに今の現状を表していますよね。

今回は、そんなフランスの文才の『異邦人』を紹介します。

『異邦人』

作者 アルベール・カミュ

媒体 小説

ジャンル 不条理文学

こんな人に読んでほしい

・フランスの文学をはじめて読む
・自分は他の人と違うかも
・周りの価値観に嫌気がさしている

あらすじ

「きょう、ママンが死んだ」

母の死を知らせる電報が、アルジェリアに住む主人公・ムルソーのもとに届けられた。

葬儀前後も母の死に何の感情も抱かず、ムルソーは普段と変わらぬ生活を送っていた。

そんなある日、彼は現地のアラブ人たちによるトラブルに巻き込まれてしまう。

そこでムルソーはなんと彼らを射殺してしまった。しかも1発撃った後に4発続けて。

こうして殺人の罪に問われたムルソー。その裁判で彼はとんでもない価値観を見せつけていくのだった…

感想

異邦人ってタイトル、ほんとうにこの小説を表している気がします。

母の死に何の感情も抱かない、太陽がまぶしくて人を殺す、死刑を目前として平気でいる、こんな行動をムルソーはとっていきます。周りからしたら常識はずれですよね。まさに『異邦人』です。

しかしムルソーからしてみれば先ほどの行動が常識なのであって、周りの価値観は常識はずれなのです。周りの人たちこそが『異邦人』なのです。

自分の常識ではなく、周りの常識でムルソーは非難され裁かれてきます。本当に不条理ですよね…

レビュー

この本をまだ読んでいない人はとても幸せだと思います。これからこの本の衝撃を体験ができるチャンスが待っているのですから。私ももう一度まっさらな気持ちでこの本の衝撃を受けることができればと願ってやみません。
(hontoより)

冒頭1行目の「きょう、ママンが死んだ。」と裁判の最後での、殺人の動機を「太陽が眩しかったから」という主人公の男のセルフが有名。母親が死んでも涙を流さないし、アラブ人を殺してしまうし、血も涙もない男に周りからは思われてしまう。そんな男に肩入れしてしまう私はいったい・・・
(hontoより)

フランス文学の中でも、かなり有名な部類にはいるこの作品。男を殺してしまった主人公は、自分とは何か、なぜ殺したのかを、考え抜く。主人公の気持ちに寄り添えるようで、最後のところはわからない。深みのある作品。
(hontoより)

基本的に無感動な主人公が不条理な運命に巻き込まれるというのが大まかな内容です。
主人公の結末はほんとうにこれで良かったのか、考えてしまいますね……
(hontoより)

fin

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